家を建てる際、最も重要な部分の一つである外壁。
外壁の建築方法には色々なものがありますが、何がいいのか悩まれる方は多いのではないでしょうか?
今回はそんな方に向けて外壁の選び方についてご紹介していきます。
見た目も耐久性も重視したい外壁選び
一口に外壁といってもいろいろなタイプが存在しています。
代表的なものとして、外壁タイル、サイディング、塗り壁といったものがあります。
外壁タイルとは、石や土、粘土を約1,300度の高温で焼き固めたものでお風呂場や床材など内装にもよく使われる素材です。
また、よく外壁に使用されることも多いです。
外壁タイルは初期費用が高いと言われがちですが、外壁タイルを使った建物は高級感のある外観になる他、耐久性に優れているというメリットもあります。
サイディングとは、金属やセラミック、セメントなどを使用した壁材のことを指します。
デザインの幅が広く、初期費用が安いことが魅力であります。
サイディングの外壁についてはこちらで詳しく説明しているのでご興味がある方はこちらからご覧ください。
最後の塗り壁は、いわゆる左官職人さんが手仕事で作り出す壁のことを指します。
土やセメントなど、様々な材質を用いて、文字通り塗りあげていく壁です。
他にも色々な外壁の種類はあるのですが、今回は中でも代表的なこれらについてそれぞれメリットデメリットを比較していきます。
外壁タイルのメリット
外壁タイルの一番のメリットは、高級感があることです。
高温で焼き固めたタイルは、素朴な味わいのものから、凝ったデザインまで様々で、外壁として設置した時の風情は格別です。
また、もう一つのメリットとして、ラインナップが豊富なことも挙げられます。
レンガ調ひとつとっても、高級感のあるダークブラウンから、ヨーロッパの街並みを連想させるようなブラウン、青空に生えるようなホワイトなど、実現したいコンセプトによって様々です。
外壁タイルのデメリット
一方、デメリットとしては価格が高いことです。
もちろん外壁タイルにする面積によって費用は大きく変わってきますが、サイディング外壁の倍の費用がかかると覚えておくといいでしょう。
サイディングのメリット
次にサイディングのメリットについても紹介していきます。
サイディングの一番のメリットは、初期費用が安いことです。
外壁材を大量生産できるため、素材のコストが安く抑えられるという特徴があります。
また、外壁材を外側から貼り付けていくという工程上、施工する職人さんも他の工法に比べれば作業が簡単であり、作業量としての費用もその分浮いてきます。
手軽に施工できて、コストも安いため、多くの住宅で採用されているのがサイディングです。
サイディングのデメリット
一方サイディングのデメリットはメンテナンスコストが高いことです。
10年程度で大規模なメンテナンスが必要になるため、初期費用が安くともトータルで見ると他の外壁とそこまで費用が変わらない、むしろ高くなるというケースも多々あります。
塗り壁のメリット
では塗り壁についてみていきましょう。
塗り壁のメリットは、なんといっても豊富なバリュエーションにあります。
職人さんが手作りをしていくため、他の外壁では対応が難しい柔軟なデザインに対して対応できるというメリットがあります。
塗り壁のデメリット
一方、塗り壁は職人さんにオーダーメイドしてもらう形となるため、工数もさることながら材質の調達なども含めるとほかの外壁に比べて非常に高価格になりがちです。
どれを選ぶ?メリット・デメリットまとめ
三者三様のメリットデメリットがあることがここまででわかりました。
したがって、デザインと耐久性を両立させたい方は外壁タイル、とにかく初期費用を安く抑えたい方はサイディング、多少高くてもこだわりのデザインを追求したい方は塗り壁にするのがいいでしょう。
とはいえ素人の方がご自身に最適な外壁を選ぶのも難しいと思いますので、外壁をどういったものにしようかお考えの方はぜひ一度、お気軽に当社までご相談ください。