外壁には様々な種類がありますが、じっくりと注目したことはありますでしょうか?
以外にも外壁は普段じっくりと目にする機会が少ない外壁ですが実はたくさんの種類があります。
今回はそんな外壁の種類の中でも吹き付けタイルと呼ばれるものについてご紹介していこうと思います。
吹き付けタイルはモルタルの仕上げ方法の1つ
吹き付けタイルとはいったいどういったものなのでしょうか?
吹き付けタイルとは、一言でいうと、モルタル外壁の仕上げ方法の1つです。
最近の外壁材の主流はサイディングと呼ばれる、工場で作った既製品のボードを貼り付けいくものが流行っていますが、築年数が20年前後の住宅はモルタル外壁のものがほとんどだと思います。
外壁が吹き付けタイルだと言われたら、外壁材はモルタルです。
専門用語が多く出てきて少し複雑になっていますが、そもそもモルタルというものからご説明していきましょう。
そもそもモルタルとは?
モルタル外壁とは、粘土状の材料を塗り固めて作られる塗り壁のことを指します。
一方先述したサイディング外壁は、サイディングボードという板状の外壁材を、お家に張り付けて作られる外壁のことを指します。
粘土状の材料を塗り固めて作られることから、表面がデコボコしている外壁のほとんどはモルタル外壁です。
吹き付けタイルとは?
そんなモルタル外壁は先述した通り粘土状の材料、つまりセメントと砂と水を混ぜ合わせたものが材料となっています。
そのため、モルタルが固まったとしてもそれ自体には防水性はありません。
したがって雨水からモルタルを守る為に、さらに外側に仕上げをする必要があります。
ここが塗装部分になり、この仕上げ方法の代表的な1つが吹き付けタイルになります。
吹き付けタイルがどういうものなのか、ようやく見えてきましたね。
ちなみにモルタル外壁についてはこちらで詳しく説明しているので、ご興味ありましたらぜひご覧ください。
モルタル外壁とは?メリットデメリットやメンテナンス方法についてご紹介
吹き付けタイルのメリット
では次に吹き付けタイルのメリットについて見ていきましょう。
吹き付けタイルのメリットの大きなものとして、吹き付けタイルは仕上げの中でもひび割れしにくいというものがあります。
これは実は吹き付けタイルは3層仕立てで塗るため、硬い塗膜が作られることによって生じるメリットです。
さらに表面が滑らかで艶があるので、ザラザラした骨材仕上げよりも汚れが落ちやすいというメリットもあります。
美しい外観を長く維持しやすい仕上げです。
吹き付けタイルのデメリット
一方、吹き付けタイルのデメリットとしては吹き付けをすると必ず周囲に塗料が飛び散ってしまウということにあります。
そのため、周りを汚さないように養生作業を丁寧にしなければいけません。
また、吹き付けるということは飛散するということ。
よってそれだけ塗料が無駄になるということです。
同じ面積でも、ローラー仕上げなどよりも多めの塗料が必要になります。
また、塗装をする際にスプレーガンを使うのですが、その時にコンプレッサー(空気を圧縮して送り出す機械)を使います。
そのため、吹き付けタイルの工事時にはどうしてもコンプレッサーの機械音がしてしまいます。
特にお家が密集している住宅地の場合は注意が必要です。
作業自体は1日あれば終わりますが、工事の際には近隣へ一声かけておくのが安心です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、吹き付けタイルとはそもそもどういうものなのか?
また、吹き付けタイルのメリットやデメリットについてご紹介させていただきました。
メリットが大きい分、デメリットについて正しく理解し、必要な際は吹き付けタイルをぜひ用いてみてください。
また、塗料に悩まれた方はぜひ一度当社にご相談ください。
最適な塗装を一緒に考えていきたいと思います。