アルミサッシの塗装を皆さんはご存じでしょうか?
外壁や屋根の塗装リフォームを行う際に、窓枠、軒天、笠木、庇、雨樋、雨戸などの付帯部分も合わせて塗装するのが一般的な塗装リフォーム工事なのですが、これらの付帯部分が色あせていたり、湿気などの影響で劣化していたりすると、家全体の見栄えが悪くなるだけでなく、劣化が深刻な場合は建物の耐久性を下げてしまうこともあります。
今回はそんな付帯部分に使用されるサッシの中でも、アルミサッシの塗装についてご紹介していきます。
アルミサッシ塗装のための基礎知識
まずアルミサッシがどのようなものなのかについて見ていきましょう。
アルミサッシは、アルミニウム合金を用いた窓枠サッシのことを指します。
特徴としては、アルミサッシは腐食に強く、安価で設置できます。
そのため、日本では多くの住宅で採用されているサッシとなっています。
もちろんですが、年数が経っていくと他の材料と同じように経年劣化を起こしますので定期的なメンテナンスが必要になってきます。
10年ほど前までは樹脂製サッシと同様、アルミサッシが劣化してしまった場合は、塗装をして塗り替えても塗料が剥がれてしまうため、サッシごと取り替えてしまうことがほとんどでした。
しかし、最近ではアルミ製窓枠サッシに塗装しても剥がれにくい塗料が開発されたため、塗り替えによる補修が広く行われるようになってきました。
アルミサッシの塗装・補修方法と費用相場
ではそんなアルミサッシですが、塗装や補修の方法やそれらを行う際にどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
アルミサッシの塗装に関しては、金属を塗装する時にスプレーなどの吹き付けで行うことが多いです。
ただし、サッシの種類や状態、塗装業者さんのやり方によっては、ローラーや刷毛(はけ)を使うこともあります。
また、塗装にかかる費用の相場としては約4~6万円/1ヶ所ほどとなっています。
また、補修の際も塗装を行う場合と同じような流れで補修作業を行います。
ただし、剥がれてきた古い塗装を、全てキレイに剥がしてから塗装しなければ、またすぐに剥がれてしまうので、塗装前の下地処理がとても大切になります。
また、その場合は約2~5万円/1ヶ所ほどの費用となります。
アルミサッシ塗装を業者に任せるべき?
ではそんなアルミサッシの塗装ですが、実際に塗装や補修を行う際は自分で行うべきなのでしょうか?
それとも、業者に依頼すべきなのでしょうか?
結論からいうと、業者に頼んだほうがオススメです。
理由として、アルミサッシは窓枠のサッシであるため屋外の雨水や風などから屋内を守るために機能します。
そのため、アルミサッシの塗装を中途半端に行ってしまうと雨漏りなどの重大な被害につながりかねないのです。
したがって、アルミサッシに限らず、窓枠サッシの塗装や補修を行う際は素人の手ではなく、業者に頼んだほうが安全ではあります。
アルミサッシの塗装準備
ただ、中には費用の問題やDIYが好きなのでご自身で塗装を行いたいという方もいらっしゃるかと思います。
そういった方は以下のものをご準備していただければ、アルミサッシの塗装を行うことが可能ですよ。
・エプロン
:厚手のゴム手袋
・汚れてもいい服
・刷毛
・マスキングテープ
・マスカー
・サンドペーパー
・アルミ用下塗り塗料
・仕上げ塗料
・コーディング材
・ふき取り用の布
これらをご準備していただければ、ご自身でもアルミサッシの塗料を行うことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は窓枠サッシの中でもアルミサッシについてご紹介してみました。
外壁などといった部分よりも小さいためご自身で塗装しがちですが、間違った知識のまま進めてしまうと重大な被害にもつながりかねないので、アルミサッシの塗装をお考えの方はぜひ一度当社にご相談ください。
ちなみに同じようにメンテナンス関連の話としましてシーリングについてもこちらでまとめておりますので、ご興味ありましたらぜひご覧ください。