皆さんはジョリパットというものについてご存じでしょうか?
名前は聞いたことがあるかいったいどんなものなのか知らないという方は多いのではないでしょうか?
今回はそんなジョリパットについてメリットやデメリットについてまとめてみました。
ジョリパットとは
ジョリパットとはフランス生まれの塗り壁材の一つです。
漆喰やモルタルのように粘性があり、仕上げ材としてモルタルの下地に塗って外壁を形成していくために使用されます。
モルタルや漆喰と同様に、半固形物でありそれをモルタルの下地に塗って外壁を仕上げていくということです。
ちなみにモルタル外壁についてはこちらで詳しく説明しているので、ご興味ありましたらぜひご覧ください。
モルタル外壁とは?メリットデメリットやメンテナンス方法についてご紹介
ジョリパットのメリット
そんなジョリパットですが、いったいどのようなメリットがあるのでしょうか?
一つ目のメリットは、耐久性が高いことです。
ジョリパットの耐用年数は15~20年と言われ、仕上げ用の外壁材の中では長い部類になります。
中には、30年経っても経年劣化しないものもあります。
また、二つ目のメリットとして意匠性が高く独自の温かみを持つことが挙げられます。
こちらの意匠性の高さがジョリパットの一番のメリットといわれています。
塗り壁材の一種であるジョリパットは、表面を仕上げる際に、櫛で引いたりコテで扇型に撫でたりすることで、伝統的な和風模様を作ることが可能となります。
また、大理石調タイプなどを選べば洋風の雰囲気も生み出すことができますので、仕上げのパターンに加えて、塗料の色味や、屋根や付帯部の素材と組み合わせることで、無限の組み合わせを楽しむことができます。
この意匠性の高さから、こだわりのデザインを実現したい方に多く採用されています。
ジョリパットのデメリット
一方ジョリパットのデメリットとしては、高圧洗浄に適さないという点があります。
どういうことかというと、ジョリパットは凹凸のある模様が特徴的なのですが、その模様が高圧洗浄によって崩れてしまう可能性があるのです。
また、ジョリパットの外壁は水圧の高い洗浄をかけると壁の内部まで浸透し、水分を溜め込みやすくなってしまいます。高圧洗浄使用時には水圧に注意が必要です。
ジョリパット外壁の基本的なメンテナンス方法
では、ジョリパットはどうやってメンテナンスを行うのでしょうか?
基本的には、定期的な洗浄と外壁塗装を行うことでメンテナンスをしていきます。
しかし、先述した通りジョリパットは高圧洗浄には弱いため、メンテンナンスの際に行う洗浄は水圧の弱いものにしてあげてください。
また、外壁塗装はご自身で行うことも可能ですが、ジョリパットの高い意匠性を維持するためにも、専門業者にご依頼される方が多いです。
ジョリパット外壁の外壁塗装検討タイミング
外壁塗装を行うタイミングについて、「ジョリパットは築5~8年程度で外壁塗装した方がいい」、「耐用年数が長いので築10~15年程度が塗り替え時期」などさまざまな情報が飛び交っています。
ではいったいどのようなタイミングが理想的なのでしょうか?
具体的には、色あせてきたり水切れや撥水性が落ちてきたり、通常の洗浄で汚れが落ちにくくなった時、また藻や苔、カビなどが発生・繁殖している時などが外壁塗装を行うタイミングです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、ジョリパットについてメリットやデメリットを含めた、基礎知識についてご紹介しました。
ジョリパットは意匠性が高いかつ、耐久性にも優れているためこだわりのお家を立てる際にはうってつけの建材です。
他の建材よりも少し価格は高いですが、ぜひ一度お試しいただく価値はあると思います。
もちろん当社でも取り扱いは可能ですのでお気軽にご相談ください。