皆様普段住んでいる住居を火災保険に入れていると思います。
通常は火事などの事故が起きた際に効力を発揮するものですが、実は外壁塗装を行う際にも火災保険が適用されることはご存じでしょうか?
今回はそんな火災保険と外壁塗装の関係について紹介します。
外壁塗装を依頼する前に火災保険に加入しているかを確認
まず、大前提の話になりますが火災保険に入っているかどうかを確認しましょう。
賃貸の方であればデフォルトで火災保険に入っていると思いますが、マイハウスをお持ちの方は一度確認していただくことをオススメします。
火災保険の適用条件。範囲と対象について
ではしっかりと火災保険に入っていることの確認が取れましたら、次に加入している火災保険の範囲や対象などの適用条件についても確認していきましょう。
まずは補償の対象について見ていきます。
火災保険では、保険の対象を建物のみ、建物+家財の2つから選ぶことができます。
また、ここでいう建物には門・塀・フェンスも含まれています。
意外と建物という枠組みでは意識しづらいケースもありますので、このあたりは外壁塗装を依頼する業者に確認してみるといいでしょう。
補償の対象について見た後は補償の範囲についても見ていきましょう。
近年の火災保険は、「火災保険」という名前がふさわしくないくらい、補償範囲が広い保険になってきました。
各社によって補償範囲は微妙に異なるのですが、ざっくり2種類に分けられます。
住宅火災保険と、住宅総合保険です。
住宅火災保険では、火災や自然災害に対象を絞ったシンプルな保険となっています。
そのため、外壁が傷ついた程度では保険を適用することが難しいのです。
一方住宅総合保険では、火災や自然災害にとどまらず、衝突や落下物による傷などの広くリスクをカバーしたワイドな保険となっています。
外壁塗装で火災保険の保険金を受け取る方法?
では外壁塗装で火災保険の保険金を受け取るにはどうすればいいのでしょうか?
まずは住宅の火災保険の種類の確認をし、次に外壁塗装の業者に連絡をして各種書類の作成を行います。
そしてそれらの書類をもとに保険会社の調査が入り、審査が無事に終了すれば保険金の支払いが下ります。
火災保険を利用して外壁塗装を行うときの注意点
火災保険を外壁塗装に適用できることは、ここまででご理解いただけたと思います。
ではそのうえで、火災保険を外壁塗装に利用する際に重要なポイントを紹介しましょう。
・被害から3年以内に申請をすること
・施工完了後の工事でも申請可能であること
・被害状況をそのまま写真に残すこと
・書類は塗装業者が代行してくれる場合もあるということ
・外壁塗装にかかる費用が免責金額未満だと申請できないこと
→免責金額は保険の種類や条件によって、1万円・5万円・20万円などと設定されています。
これらのポイントに気を付けることで、火災保険をしっかりと外壁塗装に適用することができます。
外壁塗装でつかえる助成金・補助金について
また、お住まいの市区町村によっては外壁・屋根塗装の費用を助成金を利用できる場合があります。
助成金を申請して採択されると、平均として10万~20万、地域によっては30万円弱の補助金が工事後に受け取れる場合があります。
かなりお得な助成金ですが、注意しなければならないのは、市区町村によって助成金の条件や申請のやり方が違うということです。
助成金を配布していない市区町村も多いですが、この辺りは業者に一度相談してみるのが手っ取り早いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
このように、火災保険をうまく適用し、また場合によっては助成金ももらうことで想定よりもかなり安く外壁塗装を行うことができます。
リフォームするかどうか迷われている方はぜひ一度、当社までご相談ください。
これらの制度を使って一番安くなる形で外壁塗装を一緒に考えさせていただきます。
ちなみにリフォームの際の外壁の色の選び方については、こちらで詳しく説明しているのでご興味ありましたらどうぞ。